イチローの早期定年退職から力づけられたこと

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こんにちは。
いちや です。

ストイックなまでに、
目標に向かって一つのことを
やり遂げてきたイチロー選手が
第一線を退くことになりました。

全く次元が違うし、
話題に挙げることすら、
おこがましいのですが、
第一線を退くというところで、
自分と重ねてしまいました。

イチロー選手の引退会見から
得たものについてのお話です。

イチローは早期定年退職

イチローは、
一般の会社勤めで当てはめると、
早期定年退職を自ら選択したのです。

ちろん野球の世界で、
定年退職なんて無いけれど、
ここはあえていってみた。

引退会見でイチロー選手は、
「50歳まで現役でいたい」
といっていたので、
イチローにとっての定年退職は
50歳だったのでしょう。

つまり、5年ほど早まってしまった。

そういう意味では、
早期定年退職なのだと。

イチローの引退会見で目頭が熱くなる

先日、イチロー選手引退の会見を
ユーチューブで視聴していて、
何故か目頭が、
熱くなってしまいました。
会社勤めに例えるなら、
退職なわけです。


イチロー現役引退 記者会見ノーカット版

久しぶりに見るイチロー。
帽子で隠れて、
分かりずらかったのですが、
髪が真っ白なのには驚きました。

イチロー選手も40歳半ば。

お茶の間から離れてしまい、
記憶から遠ざかっていたので、
なおのことかもしれません。

私の中のイチロー選手は、
「もう一人の別なイチロー選手
として、そこに座っている」という、
不思議な感覚なのです。

それだけ歳月が流れてしまった
ということなのかもしれません。

私には到底理解できるはずもない、
異国での人間関係と気苦労。

気力と根性だけでは、
どうすることも出来ない
自身の体力的な悩みも、
恐らくはあったのだろうと思います。

もちろん、
そのことには触れておらず、
インタビューでは、
話題にもあがっていません。

お世辞にも流暢では無いけど、
その一言一言、
かみしめるように話す言葉には、
ズシリと重みを感じました。

第一線で活躍する
どんな人たちでも例外なく、
いずれはこのときがくる。
ということは分かっていても、
どこか寂しいものです。

この人だけは特別なはず。
特別でいて欲しいと願い、
応援し続けたくなる。

異国での「絆」を体験する

引退会見は1時間20分。
会見の質疑応答では、
色々なお話がありましたが、
中でも印象的な話が、
2つほどありました。

1つ目は、
イチローが初めてアメリカへ渡った
直後の2001年のことです。
周囲からは「日本へ帰れ」と、
しょっちゅう言われたそうです。

ところが、言葉では無く、
行動で示したとき、
結果を残したときの
(イチロー選手に対する)
敬意の示し方は、
「手のひらを返した」ようでもある。
と表現されました。

日本ではいつでもどこでも
ウエルカムでしたから、
無視されるより、
ある意味、辛いわけです。

いや、私なら我慢できない。
こころが折れてしまって、
もう、家から一歩も外へ
出られなくなるでしょう。

なかなか認めて貰えない。
けれども、その代わり、
1度、存在を認めてもらうと、
人との距離はぐんと近くなり、
固い絆で結ばれると。

固い絆で結ばれることで、
仲間との団結力とか一体感とか、
日本では決して経験できない
プロセスを体験されたのだ
と思います。

「やりたい」と思ったことをやる

もう一つのエピソードは、
成功する。成功しない。
とかは、
関係なく、熱中できる、
夢中になれる、を
やりたいからやる。
好きだからやる。ということ。

「成功する」と、思うからやってみたい。
「それはできない」と、思うからやらない。
という判断基準では、後悔すると。

単純に、純粋に、
「やってみたい」から挑戦する。
そして、どんな結果になろうとも
受入れて後悔はしない。

遠回しな表現ですが、
誰が何と言っても、
「自分自身が、やりたいと思ったこと
をやった方がいい」という振舞いです。

そこに何の意味づけなどない
のだと思います。

ただただ、本能のおもむくままに
決断して利己的に生きている。
それでいてストイックなまでに
目標へ挑戦し続けてきた。

その意志力はどこから湧き出る
のでしょうか。

とても「イチロー選手らしい」と感じました。

第一線を退いたとしても、
きっと野球は続けていくのでしょう。

イチロー選手の会見を見ていると
私自身も、前に進もうという
勇気というか元気を貰うことが
できたのです。

あなたは、
イチロー選手の引退会見をみて
どのように感じましたか。

やり続ける勇気と元気、
受け取れましたか。

誰が何といおうと、
「自分自身が、“やってみたい”と、決めたこと」を。

まとめ:「成功する」からチャレンジする、「できない」から諦める。の判断基準では後悔する。“やってみたい”は是非やるべき。その代わり、どんな結果でもそれを受入れて後悔はしないこと。